投球練習をする石川=日吉健吾撮影
野球の国・地域別対抗戦の第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けた日本代表の合宿が23日、宮崎市で始まった。最大の課題は、けがで出場を断念した大谷(日)の穴。候補に挙がるのが石川(ロ)、武田(ソ)の両右腕だ。ともに初日からブルペンに入り、順調な調整ぶりをうかがわせた。
侍J始動、宮崎で強化合宿 27選手が練習で汗
特集:ワールドベースボールクラシック2017
バチン。ミットをたたく直球に、捕手の嶋(楽)が手が痛そうなそぶりを見せた。石川の表情が緩む。次は落差のあるカーブに最後は鋭く曲がるシンカー。計34球を投げ、「緊張したけどいい球が投げられた」。大谷が登板予定だったキューバ戦での先発が濃厚だ。
武田も負けていない。こちらは大谷の代わりに選ばれた23歳。リズムよく腕を振り、同じく34球。「よかった。特にカーブはかなりいい感じ」。25日の練習試合に登板予定で1次リーグで先発する可能性もある。
この日は計6投手がブルペン入…