東京都庁前を一斉にスタートするランナー=26日午前、樫山晃生撮影
約3万6千人のランナーが首都を駆け抜けた26日の東京マラソン。11回目となる今年は、ゴール地点を東京駅前(千代田区)とするコースに一新された。
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新コースは、スタートはこれまで通り都庁(新宿区)だが、ゴールを東京ビッグサイト前(江東区)から変更。終盤の湾岸エリアのコースがなくなり、国技館や江戸東京博物館がある両国と、富岡八幡宮のある深川地域を往復するコースが中盤に加わった。
「丸の内などきれいな街並みを走るコースは、海外のレースのようでいい」と話すのは、さいたま市浦和区の梅松瞳さん(34)。「最後の角を曲がると青い空に皇居の景色が目に飛び込んできた。日本の風景が楽しめて外国人にも喜んでもらえると思う」と振り返った。愛知県西尾市から参加した柘植隆嗣さん(52)は「以前のコースは、終盤の上り坂できつかった。走りやすくなり、タイムも伸びた」と喜んでいた。
スターターを務めた小池百合子・東京都知事は「東京を象徴する東京駅を背景に選手がゴールへ突き抜ける絵が世界に配信されると、東京としても大きなPRになる」などと語った。(末崎毅、山田知英)