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青森の商業施設、テナント閉店 幻の百貨店、借金に沈む

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1~4階の商業店舗が閉店したアウガ=青森市


青森市の第三セクターが運営する青森駅前の商業施設「アウガ」の1~4階の店舗が28日、閉店した。コンパクトシティーを掲げる市の象徴として2001年1月に開店したが、経営難に陥り、鹿内博前市長の引責辞任にも発展した。地下の「新鮮市場」は引き続き営業し、図書館などが入る5階以上の公共部分も利用できる。来年1月には、1~4階には市役所の市民課などが移転する予定だ。


空きスペースが目立つなか、この日は15店舗が営業。午後3時、小野寺晃彦市長が各店を回り「長きにわたり、ありがとうございました」とあいさつした。


閉店時間の午後8時、アウガを運営する三セク「青森駅前再開発ビル」社長の増田一・副市長らが正面入り口に並んだ。「16年間の長きの間、ありがとうございました」と述べ、深々と頭を下げると、集まった数十人の市民らから拍手が起こった。


市によると、2月末での閉店が公表された昨年10月当時、36店舗が営業。このうち、予定を含め10店が中心市街地へ、6店が郊外に移った。16店が閉店し、4店は交渉中か未定という。


01年の開店時から営業しているという雑貨店は、最後までやってほしいという客の声に応え、最終日まで営業を続けてきたが、移転先はまだ決まっていないという。40代男性店長は「青森駅前なので閉店はもったいない。隣のサンフレンドビルが空いているので、市が買って移転できればいいのだが」と話した。


近くのデパートに移転する靴店…



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