共産党の小池晃書記局長は2日午前の参院予算委員会で、学校法人「森友学園」(大阪市)への国有地売却問題に関して入手した自民党国会議員事務所の面談記録は、鴻池祥肇元防災担当相のものだと明らかにした。「森友学園側が、異常な国有地の払い下げのために政治家の力を利用しようとしたことは事実だとはっきりした」と述べた。
小池氏は1日の参院予算委で、国有地の売却交渉をめぐり、面談記録を元に学園側が自民党国会議員の事務所に接触していたと指摘。学園の籠池(かごいけ)泰典理事長が自民党国会議員の事務所を再三訪問し、「政治力で早く結論が得られるようにお願いしたい」「土地価格の評価額を低くしてもらいたい」などと財務省近畿財務局や国土交通省大阪交通局への働きかけを依頼していた、と明かした。