日本勢トップの4位でゴールした佐々木悟=小林一茂撮影
(5日、びわ湖毎日マラソン)
びわ湖毎日マラソン、チェビーが優勝 佐々木悟は4位
切ないゴールだった。佐々木はうつむき、顔を小さく振りながら、ゴールテープを両手で持った。日本選手トップの4位とはいえ、2時間10分10秒。「何の達成感もない。何の意味もない」。寂しげに言った。
20キロの通過が1時間ちょうどのハイペース。昨夏の五輪を経験した佐々木は再び世界の舞台で勝負するべく、先頭集団にいた。だが17キロ付近から腹痛の予兆があり、痛んだ。中間点すぎの折り返しから、しばらくは追い風だ。追い風になったらスピードを緩め、順位は下がっても、まず痛みをやり過ごすことにした。
25キロ付近で痛みが去ると、…