公式練習で調整する本田真凜
台北で開かれているフィギュアスケートの世界ジュニア選手権は16日、女子の公式練習があった。ライバル関係にある日本の3選手とロシアの3選手が次々と滑って、互いの持ち味を見せ合う。レベルの高い前哨戦を繰り広げた。
本田真凜は最終滑走 フィギュア世界ジュニア選手権女子
フィギュア特集Kiss and Cry
日本選手初の連覇を目指す本田真凜(大阪・関大中)は、本番のショートプログラム(SP)と同じピンクの衣装をまとい、髪の毛を二つに分けてまとめるツインテール姿。にこやかな表情で演技をした。
今季の全日本ジュニア選手権で優勝した坂本花織(神戸ク)は3回転フリップ―3回転トーループをきれいに決め、躍動感ある滑りを披露。白岩優奈(関大ク)は練習終盤に3回転ルッツ―3回転トーループや、3連続ジャンプをきれいに成功させた。
日本勢と入れ替わって練習リンクに立ったのはロシア勢。優勝候補筆頭のアリーナ・ザギトワは、3回転ルッツ―3回転ループ―3回転ループという難度の高い組み合わせの3連続ジャンプを軽やかに決めた。ポリーナ・ツルスカヤは長い手足を生かした大きな演技と、身長172センチの大柄な体とは思えない軽やかなジャンプを見せた。スタニスラワ・コンスタンティノワも、手を上げて回転するジャンプを次々と跳んでいた。(後藤太輔)