自身をモデルにした胸像がお披露目されて笑うロナルド(中央)=ロイター
サッカーのポルトガル代表FW、クリスティアノ・ロナルド(32)の栄誉をたたえ、故郷のマデイラ島で29日にお披露目された銅製の胸像が、ハンサムな本人の顔と似ていなかったため、SNSや欧州メディアが面白ネタとして話題にしている。
国際サッカー連盟(FIFA)の年間最優秀選手に4度輝き、レアル・マドリード(スペイン)で活躍するロナルドは、首都リスボンから南西約980キロの大西洋上に浮かぶ島の英雄。その功績をたたえ、空港名にロナルドの名前を冠することになり、29日は本人、大統領、首相も駆けつけて式典が催された。
そこでベールを脱いだ胸像は、目が実物より中央に寄りすぎ。ゆがんだ笑みを浮かべる口元も歯がむき出しで、クールな印象とはほど遠く、SNSでは「全然似ていない」「醜い」などの酷評が相次いだ。
AP通信によると、胸像を作ったのは地元出身の彫刻家で制作期間は15日間。「このようなプロジェクトにかかわれて光栄だ。まだ本人とは会っていないけれど、彼の感想を聞きたいと思っている」と地元テレビに答えたという。
式典でロナルドは苦笑いを浮かべていたが、批判的なコメントは出さなかったようだ。(ロンドン=稲垣康介)