高校野球発祥の地記念公園を見学する地元少年野球チームの子供たち=6日午前、大阪府豊中市、筋野健太撮影
「夏の高校野球」の第1回大会の開催地・豊中グラウンドの跡地近くにある高校野球メモリアルパーク(大阪府豊中市)が6日、「高校野球発祥の地記念公園」としてリニューアルオープンした。広さが114平方メートルから445平方メートルになったほか、歴代の大会優勝校の銘板を並べるパネルなどが新設された。
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全国高校野球選手権大会の前身「全国中等学校優勝野球大会」は、1915年に豊中グラウンドで始まった。メモリアルパークは88年に第70回大会を記念し整備された。来年の第100回大会を盛り上げようと豊中市と日本高校野球連盟、朝日新聞社が2014年からリニューアルに取り組んできた。
工費は約4600万円で、かつてあったれんがの塀を再現したほか、歴代の優勝校の銘板を並べるパネルは第200回大会分まで準備した。
この日の式典には、昨夏の第98回大会で優勝した作新学院(栃木)の小針崇宏(たかひろ)監督(33)や第1回優勝校・京都二中の流れをくむ鳥羽(京都)の山田知也監督(41)らが出席。小針監督は、「大会の伝統と重みを感じ、改めて大会優勝を実感した」。山田監督は「日本の文化としてずっと続いていってもらいたい」と話した。(半田尚子)