風にロはためくサンゼルスの招致エンブレムの旗=ロイター
2024年夏季五輪招致を一騎打ちで争う米ロサンゼルスとフランスのパリが、フェイスブック(FB)の「いいね!」を巡って場外乱闘を繰り広げている。1984年以来の開催を目指すロス五輪招致委員会のページに対する「いいね!」は7日現在で約106万2千件。一方、100年ぶりの開催を狙うパリ招致委は約23万8千件だ。ところが、「ロスは『いいね!』を金で買っているのでは」との話が持ち上がり、騒動になっている。
ロサンゼルスのフェイスブック(LA2024)
パリのフェイスブック(Paris2024)
フランスのAFP通信が5日伝えた。騒動の発端は、フランスのRTLラジオが「ロスはパキスタンやバングラデシュ、ネパールに拠点があるインターネット会社を使って、『いいね!』を金で買っている」などと報じたことだ。ロスへの「いいね!」は昨年末の段階では約20万だったが、今年に入って急増し、4月に100万を超えた。
RTLは「増えた分の多くはパキスタンやバングラデシュ、ネパールからで、これらの国のネット会社は、金をもらえば『いいね!』を増やすことで知られている」などと伝えた。
これに怒ったのがロス招致委だ…