トランプ米大統領は12日に米紙のインタビューで、バノン首席戦略官兼上級顧問と、トランプ氏の娘婿クシュナー上級顧問が政策をめぐって対立が先鋭化していることに関し、「スティーブ(バノン氏)はいいやつだが、論争を解決するように言った。できないなら私がする」と述べ、バノン氏の更迭を示唆した。
ニューヨーク・ポスト紙に掲載されたインタビューでトランプ氏はまた、バノン氏について「彼が私の選挙に参加したのは選挙最終盤。その時には私は既に全ての候補を打ち負かしていた」と強調した。
バノン氏は、不法移民排斥を強く主張し、環太平洋経済連携協定(TPP)など自由貿易やグローバル主義に反対する急先鋒(きゅうせんぽう)。選挙でトランプ氏の選挙スローガンを指南するなど、トランプ政権誕生の立役者。
そのため、「陰の大統領」など…