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正男氏殺害、実行犯2人が出廷 傍聴席に「ありがとう」

作者:佚名  来源:asahi.com   更新:2017-4-13 20:45:34  点击:  切换到繁體中文

 

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裁判所の裏口に到着したドアン・ティ・フォン被告。青い長袖の服に防弾チョッキを着て、うつむきがちに裁判所へ入った=クアラルンプール、乗京真知撮影


北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)・朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キムジョンナム)氏が殺害された事件で、実行犯として殺人罪で起訴された女2人の裁判手続きが13日、マレーシアの首都クアラルンプール郊外の裁判所であった。この日は重罪を裁く高等裁判所に審理の場を移管する手続きが予定されていたが延期された。初公判は5月30日の次回手続き以降に開かれる見通し。


2人はベトナム人のドアン・ティ・フォン(28)とインドネシア人のシティ・アイシャ(25)の両被告。起訴内容は、2人が2月13日、北朝鮮の男らと共謀し、クアラルンプール国際空港で正男氏の顔に猛毒の神経剤「VX」を塗りつけて殺害したというもの。


被告が裁判所に出廷するのは、3月1日の起訴手続きに続き2回目。13日午前8時、防弾チョッキを着た両被告は武装警官に囲まれて足早に裁判所に入った。


法廷では、検察側が必要な書類を用意できなかったと説明。高裁への移管手続きに入れなかった。一方、シティ被告の弁護人は「弁護には検察と同等の対抗手段が必要だ」と主張し、検察側に殺害現場の監視カメラの映像や首謀者とされる北朝鮮の男らからの聞き取り結果の提供を求めた。裁判手続きを終えたフォン被告は、傍聴席の知人らに母国語で「ありがとう」と声をかけ、手を振った。


両被告は捜査当局のこれまでの調べに「いたずらだと思った」などと容疑を否認しているといい、裁判で検察側がどう殺意を立証するかが焦点となる。(クアラルンプール=守真弓、乗京真知)




 

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