寝室が設けられる平戸城の展望所(長崎県平戸市岩の上町、市提供)
平戸城(長崎県平戸市)の天守閣に泊まろう――。そんな企画に参加したい男女ペア1組を、民泊サービス提供会社「百戦錬磨」(仙台市)と平戸市が募っている。宿泊日は5月20日で、料金は無料。「キャッスル・ステイ」と銘打ち、今月23日まで特設サイト(
http://mag.stayjapan.com/ja/841/
)で受け付け、26日に当選者を発表する。海外からの応募も歓迎という。
参加者は紋付きはかまや着物姿で「一日城主」となり、殿さま、お姫さま気分を味わえる。普段は展望所になっている天守閣の最上階に寝室を整え、同社や市職員が側用人や警護の忍者役を務める。夕食には地元の旬の食材を使った「殿様御膳」を用意。翌朝は定置網漁を体験してもらい、とれた魚を朝食に提供する。
平戸までの国内の移動など諸費用は同社が負担し、宿泊者から料金は取らない。上山康博社長は「歴史的な資源を活用することが地域活性化につながる」と話す。黒田成彦市長は「平戸ならではの思い出づくりを満喫してもらえるのでは」と期待する。
市や地元の保健所などによると…