(23日、西武12―3日本ハム)
どうにも歯車がかみ合わない。日本ハムが8連敗。試合後の栗山監督の表情は、引きつっていた。
「流れを変えなきゃいけない」と、監督はこの日1軍に昇格した中田、大田、松本を3人とも先発起用。大田が巨人から移籍後初打席で内野安打を放ち、松本も五回に勝ち越し適時打を放った。変わりそうな雰囲気はあった。
だが、西武に7連勝中だったメンドーサが突然乱れた。六回に4長短打を浴びて逆転を許す。追う展開で七回に宮西を投入したが、谷元を含め、勝ちパターンの投手まで打ち込まれた。
4番の中田は無安打。「(打球の)角度は悪くなかった。早く雰囲気を変えたい」と努めて前向きだった。だが、「なかなか難しいですが……」とポツリ。チームに漂う空気は重い。
●メンドーサ(日) 6回5失点。「一度は立て直せたけど、逆転してもらった後に粘りきれなかった。こういう結果になって残念」
●松本(日) 五回に一時は勝ち越しとなる適時打。「厳しい戦いを強いられているなかで1軍に上げてもらったので、自分も貢献したいと思った」