前半32分、左隅にトライを決める日本WTB山田
ラグビーのアジア選手権第2戦は29日、東京・秩父宮ラグビー場であり、日本代表が韓国代表を80―10(前半31―5)で下し、2連勝とした。
サンウルブズに参加中の選手らを除いた構成の日本は前半、WTB山田(パナソニック)らが5トライを奪い、韓国に2トライを返されたが計12トライで大勝した。第3戦は5月6日に秩父宮で香港と対戦する。
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■パナ・山沢、代表初出場
日本のSO山沢(パナソニック)が後半10分から代表初出場した。34分ごろにはランで敵陣深くまで持ち込んだが、タックルを受けノックオン。「パスするかどうか中途半端な気持ちだった。判断ミスです」と山沢。それでも風下から全5本のキックを決めた。
遠征中のサンウルブズにいる田村優も含む、代表SOの定位置争いが激しい。そのことは22歳の山沢も重々承知。6月のテストマッチに出るためにも、「残りのアジア選手権で成長していきたい」と語っていた。ジョセフヘッドコーチは山沢のノックオンのシーンを「チームファーストでパスするべきだった」と指摘したが、「大事な試合を勝つのに必要な能力を持っている」とも評価した。
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○ジョセフヘッドコーチ 「前回の韓国戦から改善されたプレーを見せたことを褒めたたえたい。防御が機能していて、タックルで絶対止めてやるという気持ちが出ていた」
○山田 献身的な防御とトライ。「締まったいいゲーム。しっかりコミュニケーションがとれ、いいチーム防御ができた。出来は平均くらいかな」