6月25日投開票の静岡県知事選で、自民党県連は2日、候補者の擁立を断念すると発表した。自民の候補者選びをめぐっては、県連幹事長の宮沢正美県議(67)が1日までに立候補の意向を固め、党関係者に伝えていた。しかし、2日の役員会や議員総会で異論が相次ぎ、宮沢氏は立候補を断念。責任を取って同日付で幹事長も辞任した。県連は独自の候補者は立てない方針で、対応は今後決める。
知事選には現職の川勝平太知事(68)とバルセロナ五輪柔道の銀メダリスト溝口紀子氏(45)が立候補を表明。共産党も候補擁立を検討している。