アイスショーに出演した宇野昌磨
フィギュアスケートの宇野昌磨(中京大)が3日、横浜市内で行われたアイスショーに出演した。1日に発表したばかりの来季の演目のお披露目かと、注目が集まった。
宇野、フリーはトゥーランドット 来季プログラム曲発表
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上下黒の衣装を着て、大人っぽい雰囲気で登場。曲は昨年のエキシビションでも踊ったことのある、落ち着いた曲調のヒップホップだった。自身の公式サイトで、来季のショートプログラムで予定しているビバルディ作曲「四季」の「冬」を夏のアイスショーでも滑っていきたいと明かしていたが、この日はフリーで2季ぶりに滑る予定のオペラ「トゥーランドット」とともに、お預けとなった。
演技は「思い出あるナンバーで、一人でも多くのお客さんに楽しかったと言ってもらえたらうれしい。アイスショーは練習とは違うけど、やり直しがきかないという意味では本番に近い。しっかりと試合につなげられるところはやりたい」との言葉通り、本番さながらのトリプルアクセル(3回転半)ジャンプや、得意のイーグルをしながら上体を後ろに大きく反らすクリムキン・イーグルを決め、会場からは歓声と拍手がわき起こった。トゥーランドットについては「まだ振り付けが間に合っていない」と話したうえで「昔の自分に負けたくない。2年前の自分に負けないようにという思いでいっぱい」と決意を語った。
アイスショーには、樋口新葉(東京・日本橋女学館高)らも出演。樋口はフラメンコの曲に乗ったエキシビションを力強く踊った。