送検のため我孫子署を出る渋谷恭正容疑者=6日午前10時56分、千葉県我孫子市、池田良撮影
千葉県我孫子市の草むらでベトナム国籍の小学3年の女児(当時9)が遺体で見つかった事件で、県警捜査本部は6日午前、渋谷恭正(やすまさ)容疑者(46)を殺人と強制わいせつ致死、わいせつ目的誘拐の疑いで送検した。
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渋谷容疑者は午前11時過ぎ、数人の警察官に伴われ、留置されている我孫子署の外階段から姿を現した。青色のパーカ姿でフードをかぶり、顔には無精ひげを生やしていた。階段を下りる際、集まった報道陣に一瞬目を向けたが、その後はうつむいたまま警察のワゴン車に乗り込み、千葉地検に向かった。
送検容疑は3月24日、女児の自宅周辺で、わいせつ目的で女児を誘って軽乗用車に連れ込み、車内などで無理やりわいせつな行為をし、首を締めつけるなどして窒息させ、殺害したというもの。事件について供述を拒否しているという。