6日、仏北部ルトゥケの自宅前でメディアの取材に応じるマクロン新大統領の妻ブリジットさん=ロイター
仏大統領選で当選したエマニュエル・マクロン氏(39)のファーストレディーとして注目を浴びているのが、25歳年上の妻ブリジットさん(64)だ。政治集会にも付き添い、スピーチなどにもアドバイスを与えるなどして、二人三脚で大統領選を勝ち上がった。
仏大統領選、マクロン氏が当選 ルペン氏が敗北認める
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欧州メディアによると、ブリジットさんはチョコレート会社を営む裕福な家に生まれた。2人の出会いは、マクロン氏が15歳の高校生だったときにさかのぼる。仏北部アミアンのカトリック系私立高校で、2人は教師と教え子だった。演劇部の顧問を務め、そこに小説家を目指していたマクロン氏が入部した。
当時ブリジットさんは40歳で既婚。3人の子どもがおり、娘はマクロン氏と同じクラスにいたという。ブリジットさんは仏雑誌に、「彼は17歳の時に、『あなたが何をしようと、私はあなたと結婚する』」と宣言したと語っている。2人の仲はうわさとなり、周囲の大反対に遭った。マクロン氏の両親は2人を引き離すため、マクロン氏をパリの高校へ転校させたという。
だがマクロン氏は、ブリジット…