男子100メートル平泳ぎで優勝したアダム・ピーティ=池田良撮影
競泳のジャパンオープンは19日、東京辰巳国際水泳場で開幕。女子200メートル自由形は7月の世界選手権(ブダペスト)代表の池江璃花子(ルネサンス亀戸)が自身の日本記録に0秒58差に迫る1分56秒91で制した。男子100メートル平泳ぎは昨年のリオデジャネイロ五輪金メダリストで世界記録保持者のアダム・ピーティ(英)が58秒82で優勝。世界選手権代表の渡辺一平(早大)は0秒98差で3位だった。男子200メートル自由形は江原騎士(ないと、自衛隊)が日本記録保持者の萩野公介(ブリヂストン)に0秒06差で競り勝った。
16歳の池江璃花子、新記録の予感 「今回は絶対出す」
■第1日の記録(記録は1位)
【男子】200メートル自由形 江原騎士(自衛隊)1分47秒04▽1500メートル自由形 山本耕平(ミズノ)15分12秒08▽100メートル背泳ぎ 川本武史(トヨタ自動車)54秒28▽100メートル平泳ぎ アダム・ピーティ(英)58秒82▽200メートルバタフライ 坂井聖人(早大)1分54秒78
【女子】200メートル自由形 池江璃花子(ルネサンス亀戸)1分56秒91▽800メートル自由形 佐藤千夏(スウィン大教)8分34秒17▽100メートル背泳ぎ ミナ・アサートン(豪)59秒67▽100メートル平泳ぎ 鈴木聡美(ミキハウス)1分7秒26▽200メートルバタフライ 長谷川涼香(東京ドーム)2分8秒10
■100平の渡辺、ピーティに「すごいオーラ」
男子100メートル平泳ぎで渡辺一平は自己ベストを0秒19更新したが、「世界最速の男」ピーティとの差は最後まで縮まらなかった。前半50メートルでのタイム差は0秒75。だが、残り20メートルで失速し、0秒98差をつけられた。193センチの渡辺と同じくらいの長身だが体重は10キロ近く違い、「すごいオーラを感じた」。水の抵抗を少なくする技術や足のかき方を違いとして挙げ、「少しでも近づけるようにしたい」。