ジャカルタで25日、バスターミナル付近の爆発現場を調べる警官ら=AP
インドネシアの首都ジャカルタで24日夜に起きた自爆テロ事件で、国家警察は25日、過激派組織「イスラム国」(IS)を支持する国内の組織による犯行の疑いが強いとの見方を示した。近年、国内のイスラム過激派がISとの連携を強めているとされ、当局が警戒を強めていた。
ジャカルタの連続爆発は自爆テロ 3人死亡10人負傷
事件は、住宅が密集するジャカルタ東部のバスターミナル付近で起きた。警察によると、最初の爆発地点から約5メートルの距離で、約5分後に2度目の爆発があった。警官3人が死亡し、警官6人と市民5人の計11人が負傷。実行犯2人も死亡した。
現場には当時、国民の9割が信仰するイスラム教のラマダン(断食月)が27日にも始まるのを祝うために、イスラム至上主義を掲げる団体が主催したパレードが近づいており、警官らが警戒に当たっていた。
国家警察の報道官は25日の記者会見で、実行犯が「ISとつながっている可能性が強い」と指摘した。2月にジャワ島西部バンドンで起きた、IS支持派の過激組織によるテロ事件と手口が似ているためだ。
今回の事件で使われたのは、圧…