合川小の授業では多くの子が発言する。面白い発言に笑いがこぼれる場面も=2016年8月、秋田県北秋田市立合川小(秋田県教育庁提供)
全国トップレベルの授業を受けたり、英語漬けの生活を送ったりしてみませんか――。「豊かな自然に囲まれて学ぶ」が売りだった山村留学に、変化が起きている。地方で少子化が進む中、交流人口の増加や、子育て世代の移住につなげたい狙いもあるようだ。
■交流人口増に期待
秋田県は昨年度から、子どもが受験や様々な事情に応じて滞在期間を自由に選べる「オーダーメイド型留学」を導入した。留学を希望する小中学生は、北秋田市の宿泊施設や民家に滞在し、同市合川小、合川中で地域の子どもと共に授業を受ける。
宿泊施設は以前から、山村留学生や不登校の子どもたちの体験学習施設として使われてきた。オーダーメイド留学では、子ども同士で話し合い、考え合う「探究型」と呼ばれる小中学校の授業体験ができる。宿題以外に、子どもが自ら選んだ課題に自宅で取り組み、先生がコメントをつけて返す「家庭学習ノート」も実践してもらう。同県が、全国学力調査で上位の常連となったことを意識した。
昨年度は全国から小4~中2の10人が参加し、滞在期間は4日間から7カ月間に及んだ。8月と12月には「短期チャレンジ留学」という1週間程度の滞在も実施しており、今夏は県北の八峰町と、県南の東成瀬村でも受け入れる。短期チャレンジ留学に夏と冬の2回参加した東京都品川区の中学1年、山内今日子さん(13)は「合川小の子はあいさつがハキハキしていてすごかった。授業で枝豆を収穫したり、いかだを作ったり、いい体験がたくさんできた」と振り返る。
秋田県にとっても、子どもに来…
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