中京大中京との試合で打席に入る早稲田実の清宮選手。スタンドに詰めかけた観客から、熱い視線が注がれた=3日午前、愛知県刈谷市の刈谷球場、川津陽一撮影
注目の強打者・清宮幸太郎選手が主将を務める早稲田実(東京)を招いた高校野球の招待試合(愛知県高野連主催)が3日、刈谷球場で開かれた。高校通算本塁打数が100本に迫る清宮選手と県内の強豪校・中京大中京、桜丘との対戦を一目見ようと、刈谷球場には1万人以上の観客が押し寄せた。
高校野球特集ページはこちら
球場前には前日から人が並び始め、午前5時過ぎには3千人が行列を作った。先頭に並んだ愛知県豊橋市の会社員河合茂明さん(59)は、2日の午後1時ごろから並んだという。午前5時50分の開門とともに席が埋まり、午前9時半の試合開始前には1万人収容の刈谷球場が満員になった。
第1試合は、2本塁打を放った清宮選手の活躍などで早実が中京大中京に17―16でサヨナラ勝ち。第2試合は桜丘が7―5で勝利したが、この試合でも清宮選手は高校通算99本目となる本塁打を放った。