「笑点」の大喜利メンバーらに囲まれ笑顔の桂歌丸さん(前列中央)=17日、東京都文京区の後楽園ホール
体調不良で入院していた落語家の桂歌丸さん(80)が退院し、17日、人気演芸番組「笑点」(日本テレビ系)の派生番組「もう笑点」の収録後、元気な姿を見せた。報道陣の取材に応じ、復帰を宣言した。
桂歌丸さんが再び入院 復帰予定の落語会出演をとりやめ
入退院を繰り返す歌丸さんだが、今回は2日に左肺炎慢性呼吸不全の急性増悪のため入院し、14日に退院した。17日は「もう笑点」の6月25日から放送予定の8本分を収録した。「入院中も『笑点』は見ていました。(大喜利メンバーが)必ずわたしの悪口を言いますからねえ、油断ができないです」
現在、「体重は36キロ」という。「大きな声は出るんですよ。これで声が出なけりゃ、ミイラとおんなじだ」。林家木久扇さん(79)ら大喜利メンバーからも敬意とギャグがないまぜになったエールが続き、和気あいあいのムードに。
歌丸さんは、肺炎は治癒したものの酸素吸引器は離せないといい、「落語をやるのにすごい抵抗があった。もしお客様がひとりでも『みにくい』とおっしゃるようでしたら引退しようと思ったんですが、大丈夫だといわれ、ずうずうしく付けています」。国立演芸場(東京都千代田区)で8月に予定されている三遊亭円朝物を口演する高座にも意欲を示した。
「落語には笑い、義理人情、道…