レスリングの全日本選抜選手権は18日、世界選手権(8月、パリ)代表選考会を兼ねて東京・代々木第2体育館で最終日があり、男子グレコローマンスタイル59キロ級では文田健一郎(日体大)が、リオデジャネイロ五輪銀メダルの太田忍を破り2連覇を果たした。同フリースタイル61キロ級では中村倫也(博報堂DYスポーツ)が、リオ五輪57キロ級銀メダルの樋口黎を破り初優勝。女子のリオ五輪金メダリストの2人、川井梨紗子(ジャパンビバレッジ)と土性沙羅(東新住建)は危なげなく各階級を制した。リオ五輪金メダルの登坂絵莉がけがで欠場の同48キロ級は高校3年の須崎優衣(エリートアカデミー)が2連覇。男子は優勝した3選手が世界選手権代表に決定。グレコ85キロ級は昨年の全日本選手権優勝の松本篤史(警視庁)がプレーオフを制して代表権を得た。これで男子両スタイルの全16階級の代表が決定。女子は後日決まる。(記録は優勝者)
【男子フリー】61キロ級 中村倫也(博報堂DYスポーツ)▽70キロ級 藤波勇飛(山梨学院大)
【男子グレコローマン】59キロ級 文田健一郎(日体大)▽85キロ級 塩川貫太(日体大)
【女子】48キロ級 須崎優衣(エリートアカデミー)▽60キロ級 川井梨紗子(ジャパンビバレッジ)▽69キロ級 土性沙羅(東新住建)