金光大阪―大阪桐蔭 六回裏大阪桐蔭2死二塁、右越え2点本塁打を放ってダイヤモンドを一周する藤原=南港中央
(26日、高校野球大阪大会 大阪桐蔭6―0金光大阪)
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ボール球を詰まりながらも、右翼席まで運んだ。4点リードの六回2死二塁、大阪桐蔭の1番藤原が2ランを放って試合を決定づけた。「ノーツーから積極的にいけた。うまく腕をたたんでもっていくことが出来た」と白い歯をこぼした。
相手は昨夏の大阪大会準優勝の金光大阪。藤原は2日前の同志社香里戦は無安打だったが「打球は悪くなかった」と気にせず試合に臨んだ。「今日は人工芝だったから、低い打球を意識した」。冷静に打席に入り、四回には右前適時打を放つなど3安打3打点の大活躍だった。
1年生の昨夏からメンバー入りし、今夏カナダであるU18(18歳以下)ワールドカップの高校日本代表の第1次候補にも入っている。西谷監督は「マークは厳しいですけど、藤原が機能するのがうちのチームの理想。いいところで一発打ってくれました」。
藤原は同級生で同じくU18候補の小園(報徳学園)、野村(早稲田実)を引き合いに出し、「2人も活躍しているので刺激になる」。決勝まで厳しい戦いが続くが「いい感じで打てたので、勢いにのっていけそう」と気持ちよく球場を後にした。(藤田絢子)