防衛省の特別防衛監察の結果公表を受けて、衆院安全保障委員会は28日、国会内で理事懇談会を開いた。与党理事の江渡聡徳氏(自民)は同委の閉会中審査について「必ず開催するが、新防衛大臣のもとでやりたい」と述べ、来月3日に予定される内閣改造後に開催したい、との考えを示した。野党側は改造前の開催を求め、折り合いは付かなかった。
野党筆頭理事の後藤祐一氏(民進)は早期の閉会中審査の実施と合わせて、防衛相を辞任した稲田朋美氏のほか、安倍晋三首相や陸上幕僚長を辞任する予定の岡部俊哉氏らの委員会出席を求めたが合意に至らず、週明けに協議を続ける。