9位で合格した勝みなみ
日本女子プロゴルフ協会の最終プロテストは28日、富山・小杉カントリークラブ(6397ヤード=パー72)で最終の第4ラウンドがあり、今春高校を卒業した19歳の勝みなみや、18歳の新垣比菜ら1998年度生まれの「黄金世代」を中心に22選手が合格した。
年に1回、1次予選、2次予選、最終と3段階でのプロテストは計400人前後が受験し、合格率約5%の狭き門。2014年春に15歳で国内女子ツアー史上最年少優勝を飾った勝も、普段の試合とは違ったようで、「つらかった」と胸をなで下ろした。
上位20位までの合格ラインを目指し、勝はこの日、5アンダーの8位から出て1ボギー、1バーディーで折り返し。余裕があるように見えたが、後半はプレッシャーからパットの時に球が見えなくなったという。10番でボギーの後、11番は目を閉じて打った2メートルのバーディーパットが決まるなど何とか踏ん張った。72で回り、5アンダーの9位で突破。「世界一になりたいではなく、なるつもりでいる。その上で、成長と足りないところを感じられた」。重圧のなかで、貴重な経験になった。
尊敬する宮里藍に話が及ぶと感極まったのか、「藍さんが引退を決めた時、次は私がやらないといけないと思った。藍さんにはなれないけれど、藍さんに近い、違う選手を目指す」と涙ながらに話した。
10アンダーで4位の西畑萌香…