現場のスーパー跡地で献花する警視庁の上野洋明・捜査1課長=30日午前、東京都八王子市大和田町4丁目
東京都八王子市の「スーパーナンペイ大和田店」で1995年7月、アルバイトの女子高校生ら3人が射殺された事件から30日で22年となった。スーパーの跡地では警視庁の捜査幹部らが花を手向け、事件の解決を誓った。
事件22年「解決を」 八王子射殺、被害者母校で追悼
JR八王子駅で30日午前、情報提供を呼びかけた上野洋明・捜査1課長は、「来年のこの日までには犯人を検挙し、被害者や遺族の無念を晴らしたいという思い。執念の捜査をする」と話した。
同庁は事件概要を記したメモ帳4千冊を駅であらたに配布するほか、8月31日まで都内44カ所の交番に設置された電子掲示板を使って情報提供を求める。
この事件は1995年7月30日午後9時15分ごろ、店舗2階の事務室で発生。従業員の稲垣則子さん(当時47)、アルバイトの矢吹恵さん(同17)と前田寛美さん(同16)が頭を拳銃で撃たれ、死亡しているのが見つかった。
同庁はこれまで延べ約19万人の捜査員を投入してきたが、有力な手がかりは得られていない。有力な情報を提供した人には上限600万円の懸賞金が支払われる。情報は八王子署捜査本部(042・645・0110)へ。8月27日以降は同捜査本部(042・621・0110)へ。