全国高校野球選手権大会組み合わせ
(4日、高校野球 組み合わせ抽選会)
秀岳館×横浜、広陵×中京大中京 強打と投手陣の対決
動画もニュースもたっぷり!「バーチャル高校野球」
みんなで決める歴代名勝負 甲子園ベストゲーム47
8強までの見どころを、ゾーンごとに追った。ヤグラの左側は次の通り。
■北海~天理
春夏連続出場となる神戸国際大付は右腕岡野の安定感が抜群。昨夏準優勝の北海も昨夏を経験した3番川村、4番佐藤を中心に勝負強く、好ゲームが期待できる。大垣日大は2年生右腕の修行を中心に岐阜大会6試合でわずか5失点。ロースコアの展開が予想される中、天理は勝負強い4番神野の前に走者をためたい。
■三本松~二松学舎大付
二松学舎大付が頭一つ抜けているか。東東京大会のチーム打率は4割超。完投能力がある市川の存在感も大きい。明桜は秋田大会で中心だった2年生右腕の山口が右肩を負傷し、投手陣に不安が残る。初出場の下関国際は強打が持ち味。のびのびスイングできれば面白い。三本松は直球に力のある右腕佐藤に注目。
■明豊~神村学園
春の九州大会王者の神村学園が投打に実力が高い。打線は3番田中怜ら上位に打率4割の打者が並ぶ。対する京都成章は京都大会決勝で龍谷大平安に勝ち、勢いづく。明豊は打力が持ち味。高校通算50本塁打の4番杉園が打線を引っ張れるか。初出場の坂井は福井大会全試合に先発した左腕吉川の出来が鍵を握る。
■高岡商~波佐見
東海大菅生は投打に充実している。西東京大会はエース松本が好投したが、打線も4本塁打を記録し、4番片山を中心に強力だ。高岡商も打率4割7分6厘の伊藤らが好調で、左腕2人の出来次第で好勝負になる。開幕試合は彦根東の投手陣対波佐見打線の構図か。彦根東のエース増居は球速以上に伸びがある。その勝者と戦う青森山田は3本塁打の阿部を中心に打力が自慢のチームだ。
■済美~土浦日大
作新学院と盛岡大付の実力校同士がぶつかる。確実性の高い打撃と足を絡めて組織的な攻撃ができる作新学院と、高校通算60本塁打の植田ら個々の力もある盛岡大付。勝った方は勢いに乗りそうだ。36回目出場の松商学園は長野大会7試合で29盗塁の機動力、土浦日大は茨城大会決勝を延長十五回で勝ち抜いた勝負強さがある。東筑はエース石田が、済美の4番でエースの八塚を抑え込めるか。初出場同士の藤枝明誠と津田学園は先制点が鍵になりそう。