1票を投じる有権者=22日、東京都内、小玉重隆撮影 民進党の分裂。希望の党の失速。めまぐるしく情勢が変わった衆院選が終わった。この選挙から見えてきた日本政治の「現在地」は――。東京大学社会科学研究所の宇野重規教授(政治思想史・政治哲学)に読み解いてもらった。 特集:2017衆院選 今回、与党が議席の3分の2を確保すると同時に、野党では発足したばかりの立憲民主党の躍進が見られた。この結果を、世界的な政治の潮流の中で捉えたとき、どのように位置づけられるだろうか。 現在、世界の国々の多くでポピュリズムが猛威を振るっている。経済のグローバル化によって痛めつけられた人々の怒りは、あるときは排外主義的な右派ポピュリズムへ、またあるときは格差是正のための再配分を求める左派ポピュリズムへと向かっている。共通しているのは、既成政党の組織力が低下するなか、もはやエリートたちに政治を任せていられないという人々の不信感である。そのような感情の奔流が政治へと動員され、左右の鋭い政治の分極化をもたらしている これに対し、日本政治はその例外とされてきた。もちろん反既成政治を掲げるポピュリズム的な政治勢力が見られないわけではない。とはいえ、その勢力も既成政党の支配を大きく揺るがし、左右の分極化をもたらすには至っていない。むしろ、安倍晋三首相の政権が長期的に安定しているという意味では、日本政治は世界的に見ても安定の稀有(けう)な例とされてきた。はたして、そのような状況は今回の衆院選の結果、変化したのだろうか。 答えは両義的である。たしかに小選挙区制の下、野党の分裂は与党に有利に作用し、自民党と公明党は絶対安定多数を維持することに成功した。また、現代日本の政治家のうち、もっともポピュリズム的な色彩の強い小池百合子東京都知事が率いる希望の党も、同氏の「排除」発言もあって、票を伸ばすことに失敗した。その限りでは、ポピュリズムが日本政治を大きく動かすことはなかったと言えるだろう。 とはいえ、今回の衆院選がある… |
分極化の潮流、日本にも兆し 宇野重規さんの衆院選分析
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