記者会見に臨む川内優輝=河合真人撮影
12月3日に開催される第71回福岡国際マラソン(朝日新聞社など主催)に出場する招待選手などの会見が1日、福岡市内であった。公務員ランナーとして知られる川内優輝(埼玉県庁)は「目標は表彰台」と宣言。さらに会見後の取材では「早くマラソンを100回完走して『百戦錬磨の川内と呼ばれるように頑張っていきたい』」と力強く話した。
川内「火のついた心に油注ぐ感じ」 福岡国際マラソンへ
今年のボストンマラソンで3位だったプロランナーの大迫傑(ナイキ・オレゴンプロジェクト)や佐々木悟(旭化成)ら国内の有力ランナーも出場する。「プロ対実業団という戦いを一番いい席でついていき、その輪の中に加わっていきたい」と語る。
「箱根アイドル軍団対ベテラン勢」
さらに大学時代に箱根駅伝で活躍した神野大地(コニカミノルタ)や設楽啓太(日立物流)らが初マラソンとなる。川内は「箱根アイドル軍団対ベテラン勢のようなかたちになっている」と話し、「(自分は)全中や総体にも行っていない。全中や総体で活躍している選手は素晴らしい。どういう勝負ができるか」と対決を楽しみにしていた。
レース前は普段通り「カレー食べます」
川内はこれまでに70回以上、フルマラソンを走ってきた。「ただ好きだから走っている。失うものはなにもない」。年間10レースくらいに出場しているため、3年以内に通算100回のマラソンを目標に掲げた。
川内はレース前に散髪することと、カレーを食べることが恒例だ。「いきつけの床屋さんで(散髪をする)。カレーも間違いなく食べます」と元気に話した。(堤之剛)