大勢のファンや報道陣を前に話す大谷翔平選手=25日午後6時26分、札幌市豊平区の札幌ドーム
日本ハムから大リーグのエンゼルスに移籍する大谷翔平選手が25日夕、札幌ドームで行った公開記者会見。無料開放された内野席と外野グラウンドに集まった約1万3千人のファンを前に大谷は「自分を応援してくれる人がこれだけいるんだ、と実感するだけでアメリカでも大きく成長できる気がする」と感謝の言葉を語った。
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栗山英樹監督と入場してきたスーツ姿の大谷は大きな拍手に少し照れくさそうな表情。「(エンゼルスの)赤と(日本ハムの)青を足して」(大谷)という紫のネクタイが長身に映えていた。
冒頭、大谷は英語であいさつ。通訳が日本語に訳し、場内の笑いを誘った。
日本球界での5年間。投手と打者の二刀流の達成感について問われると、「やり遂げたという感じはしない。でも(二刀流の)考えを持ってくれた人が僕のまわりにいてくれたっていうことが僕にとってラッキーで、そこがすべて」と栗山監督はじめ、球団への感謝を込めた。
いつか北海道に戻ってくる可能性については「エンゼルスにお世話になるので、そこで一生懸命、一日一日がんばっていきたい」。そう決意を述べると、会場から、ひときわ大きな拍手が起きた。
最後に大谷は来季からの背番号…