渡辺直美さん=関口達朗撮影 10年前、米国の人気歌手ビヨンセの物まねでブレークした渡辺直美さん。今や、お笑いだけでなく、俳優、司会者、ファッションブランドのプロデューサーとしても活躍し、SNS「インスタグラム」のフォロワー数は700万人を超えています。「こうあるべきだ」という世間の固定観念を乗り越えてきた一方、本業で認められるための努力も怠らなかったといいます。そんな20代を過ごし、30歳で迎える2018年の目標を、「10代、20代の子たちのやりたいことを形にする」ことだと語ります。 「海外で千人を笑わせた時の快感と恐怖」渡辺直美の挑戦 ――2017年はドラマ「カンナさーん!」(TBS系)で主演を務めたり、海外メディアでも取り上げられたり、活躍の年でした。 ありがたいですねえ。自分の仕事を120%頑張るというのは、毎年そういう風に生きてはきてたんですけど、今までやったことない仕事がすごく多かったです。今回はプライムタイム(夜7~11時)で主演をやるという、しかも、すごい数のスタッフさんとか、すごい役者さんの中で、どう自分が主演としてやっていくかとか、吸収するものがすごく多かったです。 浮かれたことは人生で一回もないんですけど、分からないということが人生の中ですごく多くて。若い時は、大きい仕事とか自分がやったことのない仕事だと、地に足がついていない状態というか、「どうすればいいんだろう」という状態で、よく分からないまま過ごしてきたこともあったんですよ。 なので、本当に勉強の年だったなと思います。こういう風にやればいいんだとか、若い時に分からなかったことの答えあわせっていう年だったのかな。 「とにかくやらなきゃ」ということよりも、「この人たちが今求めているから、これやろう」とか「今まではこういう風な自分を見せてたけど、もっと違う自分も見せなきゃ」とか。 若い子たちと関わることがすごい増えて、もっと分かってあげたい。悩みとかも「こうするんだよ」「ああするんだよ」じゃなくて、「そうだよね。そういうこともあるよね。例えばこういう風な方法はどう?」という大人としての手の差し伸べ方じゃないですけど、そういうものも学びました。 あと、1人で何かやるということはやっぱり難しくて。スタッフさんがいるからこそ出来ているのもあるし、プロのスタッフさんが集まるほど、プロとしてちゃんとやんなきゃと思う。プロっていうものを、すごい考えた年かもしれないですね。 ――17年にプロを意識されるようになったのは、なぜでしょうか。 今まで、私じゃなくてもいい仕事がいっぱいあって、「私ってまだまだだな」とずっと思ってた20代だったんですよ。それが20代後半になってきて、メインゲストになったり、密着がついてくれたり、私のコーナーがあったりとか。「ぐるナイ」(日テレ系「ぐるぐるナインティナイン」の「グルメチキンレース ゴチになります!」にレギュラー出演)とかもそうなんですけど、私が休んだらやべえなという仕事がすごい増えたんですよ。なので、プロとしてケガしちゃいけないし、体調崩しちゃいけないというのもあって。 MCの仕事が増えて、ゲストの話をどれだけ引き出すかということを17年は学びました。例えば、「土曜スタジオパーク」(NHK)では、台本で、私はフリーなんですよ。生放送で舘ひろしさんにフリーで質問ってきつくないですか?(笑) プロとして、今まで話したことのないような話とか、見ている人たちが「え、こんな表情見たことない」というものを引き出したいなとすごく思っています。生放送だと緊張される役者さんとか多いので、ふざけて変な話とかしてほころんだ所に、足立(梨花)さんがパンと入っていくというようなスタイルにしていて。毎回、ドキドキです。 ――インスタグラムなどを通じて若い世代への人気も広がっています。 私は若い時に、本当に目上の人に恵まれて、本当にいい人たちばっかりに育てられたので、そういう風になりたい。私はすごくうるさい20代だったので「こういうことやりたい」「来年はこれやりましょうよ」って。やりたいことが多くて、例えばワールドツアーとか留学もそうですけど、「何の意味がある」って言う大人もいれば「いいね」「具体的に教えて」って形にしてくれる大人もいたんですよ。私は後者の大人になりたいなと思った。 自分が29歳、30歳になって、若い子たちの「こういうことやりたい」「ああいうことやりたい」っていうのを聞くと、すごいやってあげたいなと思う。芸能界だけじゃなくて、今の若い子たちが何をやりたいのかというのを、明確にしてあげるのが、30歳の仕事なのかなと思っています。 20代が案を出して、30代がそれを固めて、40代、50代がお金を集めてくるというのが一番いいんじゃないかなと思っています。自分が30歳になって、20代前半の子としゃべってると、それが全部すごくいいんですよ。「は!すげえな。想像つかなかったぜ」って思うんです。ちょっと考えていることにトゲがあるから、それをどうやってうちらが丸くいい形にして、プレゼンするかという戦いだと思う。だから18年の目標は、自分でやりたいことをやりつつ、10代、20代の子たちのやりたいことを、形にする、というのができたらいいと思います。 私は自分のことを材料だと思っていて、自分からやりたいことの提案もすごくするんですけど、渡辺直美をうまく調理してくれる人がいてくれたらいいなと思う。10~20代の子たちで、私を使って色んなことをやりたいという人がいたら、ぜひとも100%、120%で、一緒になんかできたらと思いますね。 毎年新しいことをやりたい。色んな新しいことをしたいなと思った時に、20代、10代パワーでやりたいなと思いました。 ――渡辺さんは、「芸人こうあ… |
「渡辺直美をうまく調理して」 若い子たちの夢を形に
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