第1ピリオド、パックを奪い合う吉川⑬ら日本代表の選手たち=加藤諒撮影
3月の韓国・平昌パラリンピックの前哨戦となる「ジャパンパラアイスホッケーチャンピオンシップ」が7~13日、長野市で開かれた。日本(世界ランキング7位)と韓国(同3位)、ノルウェー(同4位)、チェコ(同6位)の4カ国が出場。日本は13日の3位決定戦でチェコに0―4で敗れ、最下位だった。
日本パラアイスホッケー協会が主催の招待試合。いずれも平昌大会出場国で、総当たり戦とトーナメントがあり、日本は12日までの4戦を全敗していた。
3位決定戦では、日本は序盤の7分までに2失点し、中盤と終了間際にも加点された。攻撃では何度もゴールを狙ったが、キーパーやポストに阻まれた。中北浩仁監督は「大敗は久しぶりだが、パラリンピックに向けて課題が明確になった」。須藤悟主将は「上位国と体を直接合わせることができていい機会だった。本番をしっかりと戦いたい」と話した。
パラアイスホッケーは、専用のそりに座り、両手に1本ずつのスティックで移動し、パックを操る。日本は2010年のバンクーバー大会で銀メダルだったが、14年のソチ大会は出場を逃した。平昌大会は8年ぶりの出場となる。(高浜行人)
平昌パラの代表内定選手が発表
日本パラアイスホッケー協会は13日、3月の平昌パラリンピックに出場する代表内定選手17人を発表した。61歳でチーム最年長のGK福島忍選手や、DF須藤悟主将らが選ばれた。ほかの選手は次の通り。
【GK】望月和哉、広瀬進(兼FW)
【DF】中村稔幸、三沢英司、上原大祐、石井英明
【FW】堀江航、吉川守、柴大明、安中幹雄、塩谷吉寛、高橋和広、児玉直、南雲啓佑、熊谷昌治