雲南省麗江市にある玉竜雪山景勝地マッターホルン風情園では4月21日午後、中国とスイスの国旗が風にはためいていた。また、同園には、「中国麗江とスイス・ツェルマットは互いに見守り助け合い、苦境を乗り越えよう」と書かれた横断幕も掲げられていた。人民日報ニュースアプリが伝えた。
玉竜雪山景勝地マッターホルン風情園にはためく中国とスイスの国旗(撮影・馬登科)。
これは、スイスの名峰ツェルマットのマッターホルン山頂に、先日、五星紅旗が映し出されたことに対する麗江市の「返礼」だ。
玉竜雪山景勝地マッターホルン風情園にはためく中国とスイスの国旗(撮影・馬登科)。
ツェルマット市観光局は19日未明、スイスアルプスの名峰・マッターホルンの山頂に五星紅旗を映し出し、新型コロナウイルス感染拡大が続くなか、中国の人々と心を一つにしてウイルスと闘う意思を示した。同市観光局は、公式サイト上で、「中国の人々は、感染拡大により大きな痛手を受けたが、苦難から蘇りつつある。私たちは、中国の皆さんに、とりわけ姉妹都市である麗江市の皆さんに、心からの最大の祝福を送る。私たちは、数年前から文化交流を続けている。一日も早く、相互訪問が再開されるよう願っている」とした。
マッターホルン山頂に映し出された中国の国旗は、非常に大きく、各方面から幅広い関心と称賛が寄せられた。
資料提供・在中国スイス大使館の微博(ウェイボー)公式アカウント
資料提供・在中国スイス大使館の微博(ウェイボー)公式アカウント
ツェルマット市のロミー・ビナー・ハウザー市長は今年2月、麗江市人民政府の鄭芸市長に書簡を送り、麗江市の新型コロナウイルス感染拡大対策措置に対して関心と慰問の意を示した。また、防疫物資の調達のためにと、個人名で1千ドルの支援金を寄付した。(編集KM)
「人民網日本語版」2020年4月22日