ドラマ「バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~」での大杉漣さん(中央)。(左から)光石研さん、遠藤憲一さん、松重豊さん。吉田羊さん(右)(C)「バイプレイヤーズ2018」製作委員会
21日未明に急死した俳優の大杉漣さんは、出演中の連続ドラマ「バイプレイヤーズ」(テレビ東京系、水曜放送)の千葉県内での撮影を終えて、ホテルに戻ったところ、体調の不良を訴えたという。
俳優の大杉漣さんが死去 ドラマ撮影後、腹痛訴え搬送
テレビ東京によると、大杉さんは前日の20日、室内を中心に一部野外でも撮影をした。予定通りに午後9時ごろ終え、共演者と食事を済ませ、午後11時ごろホテルに戻った後、腹痛を訴えたという。
共演者の松重豊さんとタクシーで病院に向かった。院内で、家族のほか、共演の松重さん、遠藤憲一さん、田口トモロヲさん、光石研さんや、制作スタッフが見守る中で、亡くなったという。
同局は、20日の撮影中は普段通りだったと説明している。
7日に始まった「バイプレイヤーズ」は21日、第3話を放送。収録は最終回の第5話の途中まで終わっており、第4、5話の放送は検討中という。
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大杉漣さんが出演していたドラマ「バイプレイヤーズ」を放送するテレビ東京は21日、共演者のバイプレーヤーズ一同(遠藤憲一さん、田口トモロヲさん、松重豊さん、光石研さん)名で、以下のコメントを発表した。
余(あま)りにも突然のことで、メンバー一同、まだ現実を受け入れられないでいます。「バイプレイヤーズ」という実名を晒(さら)した上でのドラマで、そのリーダーであり、精神的な支柱でもあった大杉さんが突然いなくなるという喪失感は計り知れません。
しかし最後の日まで、役者として現場に立ち、みんなを笑わせ続けていました。永遠に我々の目標であり、憧れでもある漣さんを、一同、心から誇りに思います。
お疲れ様でした。どうか、安らかにお休み下さい。
漣さん、ありがとうございました。
バイプレイヤーズ一同 遠藤憲一、田口トモロヲ、松重豊、光石研