スイス戦第3エンド、ショットを放つ藤沢(中央)。右は鈴木、左は吉田夕=白井伸洋撮影
カーリング女子は24日、午後8時5分から日本と英国が銅メダルをかけて激突する。10試合を消化した両チームの今大会の戦いぶりをデータで比較してみた。
銅!カーリング女子、劇的結末で勝利 東大式解説で詳報
得点力はほぼ互角だ。日本、英国ともに総得点は66点。5得点以上が8試合ずつある。3点以上とるエンド(ビッグエンド)は日本が4回、英国は3回。ただ、ビッグエンドを許した回数は英国の3回に対して日本が7回で、うち4失点が2回ある。
5勝5敗の日本で注目すべき項目は先取点だ。先に点を奪った試合は4勝1敗。主導権を握り、安定した力を発揮したい。
逆に、接戦になると苦戦が続いている。3点差以内は3勝3敗で、1点差は1勝2敗。第10エンド(E)での逆転勝ちもない。2試合あった延長戦ではいずれも敗れた。
一方で、6勝4敗の英国は、接戦で強さを発揮している印象だ。1点差の試合は4戦4勝。3点差以内でも5勝3敗で、第10Eでの逆転勝利は2試合ある。延長戦は2試合で1勝1敗だった。(遠田寛生)
カーリング女子の日本と英国比較
(左から日本、英国の順)
・勝敗 5勝5敗 6勝4敗
・総得点 66 66
・2桁得点 2試合 1試合
・5得点以上 8試合 8試合
・ビッグエンド 4回 3回
・ビッグエンドを許した回数 7回 3回
・先取点 4勝1敗 5勝2敗
・1点差 1勝2敗 4勝0敗
・3点差以内 3勝3敗 5勝3敗
・第10Eで逆転 なし 2試合
・延長戦 0勝2敗 1勝1敗
※ビッグエンド=3点以上とったエンド