大地真央さん=東京都新宿区西早稲田、関口達朗撮影
舞台やテレビドラマで活躍する大地真央さん(62)。昨年放送の「ドクターX 外科医・大門未知子」第5弾の初回では、女性院長を好演して話題になりました。同じテレビ朝日系で放送中の昼の帯ドラマ「越路吹雪物語」(月~金曜昼0時30分)では、ご自身と同じ宝塚歌劇団の男役スターとして絶大な人気を誇った故・越路吹雪さんの絶頂期を演じています。ドラマに対する思いなどを聞かせて頂きました。
――最初にこのドラマのオファーがあった時はどう思われましたか?
実は宝塚時代に一度、越路さんをドラマで演じさせて頂いたことがあったんです(1983年放送『愛の讃歌(さんか) 越路吹雪の青春』TBS系)。今回はちょうど、そのドラマの続きをやらせて頂くような形で。前のドラマでは、越路さんが51年にミュージカル「モルガンお雪」をやったところまでで終わっていたんですね。今回、あまりにも偉大な方なのでちょっと緊張もありましたけど、やはりこういう機会を頂けたのはうれしいですし、宝塚の大上級生をまた演じさせて頂けるのは本当に光栄ですね。この作品は脚本がすごく面白いですし、スタッフの方たちがいい方ばっかりで、すごくいい現場でやらせて頂いています。以前やらせて頂いた時とはまた違った、とっても新鮮な気持ちで越路さん役をやらせて頂いています。
――越路さんを演じていて、大地さんと似ているなと感じたり、共感されたりするところはありますか?
ありますね。やはり同じように舞台に立っている者として、非常に共感できる部分がありますし、ほんとにおこがましいですが「ああ、分かる」とか「ああ、似ているな」というところはありますね。
――例えばどんなところでそう感じられました?
越路さんが舞台の直前に震えて…