アイスショーで演技する宇野昌磨=細川卓撮影
フィギュアスケートの平昌五輪メダリストが出場するアイスショー「スターズ・オン・アイス ジャパンツアー2018」が31日、大阪・東和薬品ラクタブドームで始まった。男子シングル銀メダルの宇野昌磨(トヨタ自動車)や、女子シングル金メダルのアリーナ・ザギトワ(ロシア)らが観客を魅了した。
フィギュア特集 Kiss and Cry
ザギトワは全身トラ柄の衣装で登場。ろうそくを使い、妖艶(ようえん)に舞った。宇野は「See You Again」の曲にのり、トリプルアクセル(3回転半)やイーグルをしながら上体を後ろに大きく反らすクリムキン・イーグルを披露。平昌五輪4位の宮原知子(関大)は「アランフェス協奏曲」を情熱的に滑った。
今月下旬の世界選手権(イタリア・ミラノ)を制したネーサン・チェン(米)は、今季のショートプログラム(SP)「ネメシス」を滑り、4回転トーループを決めて会場を沸かした。
公演には、平昌五輪女子シングル銀のエフゲニア・メドベージェワ(ロシア)や、同6位の坂本花織(シスメックス)、世界選手権銀の樋口新葉(東京・日本橋女学館高)らも出演した。坂本は、「五輪の舞台に出て自信になった。来季はスタートからいい成績を残していきたい」と意気込んだ。樋口は、「ネーサンのプログラムが好きで、生で見られてうれしかった」と話し、アイスショーを満喫している様子だった。