「花咲かタイムズ」の司会を務める友近さん(左)と東貴博さん(CBCテレビ提供)
土曜午前のローカル生番組「花咲かタイムズ」(CBCテレビ、午前9時25分)が今春、10周年を迎えた。当初から司会を務めるのはタレントの東貴博さんと友近さんのコンビだ。
番組は2008年4月に始まった。週末の行楽からグルメ情報まで幅広く扱い、馬場園梓さんや渡辺直美さんら人気芸人による旅ロケも名物となっている。東さんは「楽しみながらやっているので『もう10年?』という感覚」。友近さんは「新しい店や行列のできるスポットが次々でき、情報が尽きないことに驚きます」と話す。
ふたりとも、出身地は東海地方ではない。東さんは「おいしいものや『日本一』もいっぱいで、知れば知るほど面白い」。番組のたびに行きたい場所が増えるといい、「前乗りしたり、プライベートで旅行したり。『第二のふるさと』のよう」と話す。
一方、友近さんは「好き」な半面、「不思議さ」も感じているという。「ライブをやると、名古屋が一番早くチケットが売れるんです。だけど、コントは東京や大阪のお客さんほど大笑いしない。でも、めちゃくちゃ来てくれる……。解明できない」と笑う。
10年間で培われた現場のチームワークが自慢だ。東さんは「情報のサイクルが速く、すぐに『鮮度』が落ちる時代。スタッフは当日ギリギリまでがんばっています」。結婚、出産を経て番組に復帰したアナウンサーもいる。友近さんは「毎週名古屋に来るのはもう生活の一部。終わるのは想像できないです」と話している。(原知恵子)