アオサをまぶした餅のモーニング=2018年4月9日午前11時17分、愛知県江南市古知野町
喫茶店の「モーニング」といえばトーストが定番。だが、抹茶やきな粉などをまぶした餅を飲み物に付けるカフェが、愛知県江南市に登場した。餅菓子で知られる三重県伊勢市出身の経営者がメニューに取り入れた。トーストも選べるが、「腹もちもよさそう」と注文する客が増えている。
モーニング王国に黒船襲来 NY人気店、コメダ脅かすか
この店は和カフェ「抹茶文庫」。抹茶やコーヒーなどの飲み物(税別450円)に無料で付くモーニングは「トースト&トースト」(トースト2切れ)、「トースト&お餅」(トースト1切れときな粉餅1個)、「お餅&お餅」(餅2個)の3種類。「お餅&お餅」はスイーツ系やしょうゆ味などから1種類を選ぶ。いずれも、小倉あんとゆで卵もセットだ。
メニューを考案したのは社長の礒(いそ)喜久さん(68)。出身地の伊勢市には赤福餅や二軒茶屋餅、へんば餅といった歴史の古い餅菓子が多い。礒さんも子どもの頃から餅には親しみがあり、看板の一つに据えた。
4月上旬、コーヒーと「お餅&お餅」を注文した一宮市の主婦(57)は、おろしじょうゆの餅を食べた。一宮市は「モーニング発祥の地」をうたうが「餅のモーニングって初めて。軟らかくておなかいっぱいになった」。
友人の女性(56)は「トースト&お餅」を選び、きな粉で食べた。「甘ったるくなくて、おいしかった。一宮では400円を超えると高いと言われるけど、内容的にはOKよ」
店は昨年11月にオープンした…