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きらぼし銀行発足初日、一部取引できず 東京最大の地銀

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発足初日にシステム障害を起こしたきらぼし銀行の本店=2018年5月1日、東京・南青山


東京が地盤の東京都民、八千代、新銀行東京の3銀行が合併して1日に発足した「きらぼし銀行」で、初日午前からシステムトラブルが発生し、一部の取引ができなくなった。東京都内最大の地方銀行として合併効果の発揮をねらうが、出だしからつまずいた格好だ。


きらぼし銀によると、旧八千代銀行の一部ATMで振り込みができなくなったり、旧八千代の口座への他の金融機関からの送金が一部でできなくなったりしているという。1日正午現在、トラブルは解消しておらず、同行で復旧を急いでいる。また、この日朝には旧新銀行東京のキャッシュカードを使った取引も一部できない状態だったが、こちらは復旧したという。


きらぼし銀は旧都民の金融機関コードを引き継いだため、旧八千代と旧新銀行東京のシステムは金融機関コードの変更が必要になった。旧都民では障害は起きていないため、これが障害の引き金になった可能性もある。原因やトラブルの規模については「調査中」(広報)としている。


きらぼし銀は2014年に旧都民と旧八千代が経営統合し、その後、東京都が出資する旧新銀行東京が加わった。1都3県に164店舗、総資産約5・6兆円(単純合算)の都内最大の地銀となる。メガバンクを含め金融機関が入り乱れる激戦区で、早期にシステム統合などの効果を出すことが求められている。(榊原謙)



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