東京都調布市で2015年7月に小型機が墜落し、機長や民家の住民ら計3人が死亡した事故にからみ、航空法違反(無許可の航空運送事業など)の罪に問われた小型機整備会社「日本エアロテック」(同市)と、同社社長の小山純二被告(64)の判決公判が18日、東京地裁立川支部であった。川本清巌裁判長は同社に求刑通り罰金150万円、小山被告に懲役1年執行猶予3年(求刑懲役1年)を言い渡した。
判決によると、同社と小山被告は13年1月から事故が起きた15年7月まで計4回、国の事業許可を受けずに乗客計15人を乗せて飛行し、運賃計約250万円を受け取った。
墜落事故を巡っては、警視庁が業務上過失致死傷容疑で捜査を続けている。(金山隆之介)