悪質なタックルで負傷した問題で、被害届を提出し記者会見する、被害選手の父親(手前左端)=2018年5月21日午後7時22分、大阪市中央区、小川智撮影
アメリカンフットボールの日本大と関西学院大の定期戦(6日、東京)で、日大の守備選手が関学大の選手に悪質なタックルをして負傷させた問題で、関学大の被害選手の父親が大阪市内で21日に記者会見をした。
特集:日大アメフト部違反行為
被害選手の父「真相究明を」 日大悪質タックル
主なやりとりは次の通り。
(冒頭発言から)「(観戦していたときは)何があったか分からなかったが、ビデオを見て、(息子は)大丈夫かという気持ちだった」
「解決をして両大学がのびのびとアメフトできる状態になることを望んでいた。毎日あのビデオが流れるたびに、憤りは収まることはなかった」
「加害者がなぜあそこまで追い込まれたのか。その一点を(19日の)監督の会見で言っていただきたかった。6日に事件が起き、9日に警察に相談した。家族で話し合った結果、被害届という形で本日、受理をしていただいた」
――このタイミングで被害届を出した最大の理由は。
「監督の会見で真実を聞くことができなかった。なぜ彼(タックルをした選手)をそこまで追い込んだのか。監督自身が調査すると言った。絶大な権力を持つ監督がチームをどうコントロールしたのかは知らない。それまでそういった行為のなかったチームが、息子になぜあのようなことをしたのか」
「真相究明をしていただきたい。対応によっては告訴まで検討せざるをえない」
――本人はどういう話をしているか?
「長くアメフトをしている。私…