過ぎたばかりの8連休の印象は、多くの人にとって「寒かった!」の一言に尽きるだろう。そして思いがけないことに、連休明けも寒気がさらに「精を出す」ことになった。10月13日と14日の2日間、中国の多くの地域で今年下半期の最低気温を記録。「ズボン下予報」の地図では、中国全土の3分の1の地域がズボン下に「占領」されてしまった。中国天気網が伝えた。
北方地域の大部分では、秋に入って以来の最低気温をさらに更新し、西寧や長春では最高気温が10度を下回るかもしれない。14日には北京や済南、鄭州で最高気温が15度以下まで下がる可能性もある。北方地域の気温が上がり始めるのは15日からになるとみられている。
南方地域では、15日から気温が下がり始める。江淮や江漢、江南などで最高気温が20度前後まで下がり、合肥や南京、上海、重慶などでは最高気温が下半期に入ってから最低になるとみられる。しかも上記の地域では長雨が続き、肌寒さがしばらく続くと予想される。
ちょっとした対策で「風邪知らず」に
気温が急に下がると風邪を引きやすい。高齢者や子供、虚弱体質や免疫力の弱い人は特に風邪を引きやすく、とりわけ注意が必要だ。
● 窓を開けて換気
鼻水やくしゃみ、咳などの症状が見られた場合、慌てずに、まずは他の人と接触をしないようにし、窓を開けて換気を心掛けること。
● ビタミンCで免疫力アップ
風邪を引いたらたくさん水分を摂り、新鮮な果物や野菜を多く摂ってビタミンCを補給し、自身の免疫力を高めること。
● 早めの受診で症状にあった薬を
症状が改善されないか、重くなった場合は、できるだけ早く正規の病院で診察を受けること。風邪と診断されたら、主にはよく休み、適度に水分を多く摂り、医者の指示通りに症状に合った薬を服用すること。
中日友好病院呼吸・重症医学科主任医師で専門家の黄鉄群氏は、「風邪は予防がなにより重要。日常生活において、風邪やインフルエンザの流行期には、マスクの着用、気温に合わせた衣服の調整、規則正しい生活リズム、合理的な食事、こまめな手洗い、運動、精神的な朗らかさを保つなど、良い衛生習慣を身に着けることから始めると、体の免疫レベルを高め、風邪にかかるリスクを低減することに役立つ」とアドバイスしている。(編集AK)
「人民網日本語版」2020年10月13日