キャナルシティで集団食中毒の通報でかけつけた消防隊員ら=2018年5月23日午後9時46分、福岡市博多区、久松弘樹撮影
23日午後9時10分ごろ、福岡市博多区住吉1丁目の商業施設「キャナルシティ博多」の劇場内で「修学旅行中の中学生が吐いている」と119番通報があった。消防隊が駆けつけたところ、生徒14人と教師2人の男女計16人が症状を訴えており、病院へ運ばれた。
鹿児島市教育委員会は取材に対し、生徒は鹿児島市立吉野東中学校2年生としている。福岡市消防局や福岡県警博多署によると、通報したのは修学旅行の添乗員。生徒らは観劇中に気分が悪くなったという。一行は鹿児島市から修学旅行で福岡市を訪れており、昼は一緒の食事をとったが、夜は班別に分かれ、キャナルシティ内で別々のものを食べたらしい。いずれも軽症で、意識はあるという。消防局は、集団食中毒の可能性があるとみている。
キャナルシティによると、生徒らはこの日午後6時半から始まった演劇をみていたが、7時ごろから「気分が悪い」とロビーで症状を訴え始めたという。