愛知県警は２３日、名古屋市守山区の国立病院機構東尾張病院で、鑑定留置中に逃走した同市西区の無職小倉泰裕容疑者（５７）＝現住建造物等放火容疑で逮捕＝を確保、単純逃走容疑で逮捕したと発表した。

精神鑑定中の容疑者逃走 服をロープ状にし病院の窓から

県警によると、小倉容疑者は２２日午後９時１５分ごろ、東尾張病院２階の個室の腰高窓を無理やり開け、敷地外に逃走した疑いがある。２３日午後７時半ごろ、名古屋市緑区鳴海町の家電量販店の店舗内で捜査員が小倉容疑者を見つけ、逮捕した。

小倉容疑者は２月、同市緑区の元妻宅に放火した疑いで逮捕された。３月２日から６月１１日までの予定で、刑事責任能力の有無を調べるための鑑定留置中だった。東尾張病院では専門医による精神鑑定を受けていたという。