(16日、プロ野球交流戦 ソフトバンク6―2広島)
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連敗が5に伸びた。広島は故障でエース格の野村を、不振で昨季15勝の薮田、成長株の中村祐を欠く。苦しむ投手陣をもり立ててきたのは攻撃力。そこにまで陰りが見える。
昨季のパ王者相手に前夜は零封負け。この日は一回に敵失で先制した後、なお無死二、三塁から鈴木が三振。満塁となり、新井と西川も三振に倒れた。重いムードで進み、七回に救援の今村が逆転された。三振は2試合連続で13を数え、迎打撃コーチは「力負けしたということ」。
5連敗は2015年4月に7連敗した時以来だ。連覇した過去2年は一度もなく、その間、大きく勝ち越した交流戦の負け越しも決まった。高ヘッドコーチは「手ごわい相手が多く、こういう結果になっている」。交流戦前の2位とのゲーム差は4。ヤクルトをのぞくセ球団の体たらくで立ち位置がほぼ変わっていないのは救いだが、広島のこんな姿は珍しい。(竹田竜世)
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●緒方監督(広) 3年ぶりの5連敗。「明日、全員で連敗を止めて、しっかりとした戦いが出来るようにする」
●今村(広) 1点リードの七回に救援し、4失点。「うまくいかなかった。切り替えて明日勝てるようにやりたい」
●新井(広) 一回1死満塁で三振に倒れるなど無安打。「悔しいね。ここをなんとか踏ん張らないと」
●迎打撃コーチ(広) 2試合連続で13三振を喫する。「強い真っすぐを打ち返せていない。力負けしたということ」