福島県いわき市平鎌田の民家で高齢女性の遺体が見つかった事件で、県警は22日、司法解剖の結果、死因は顔面打撲による脳損傷と判明したと発表した。県警は遺体の状況などから殺人事件とみて、いわき中央署に捜査本部を設置した。
民家に83歳女性の遺体 顔骨折、殴られた可能性 福島
県警は、遺体の身元について、この家で一人で暮らし、連絡が取れなくなっている坂本基子さん(83)とみて調べを進めている。
県警などによると、21日午前10時55分ごろ、坂本さん宅を訪問した知人男性が、玄関先で鼻や口から多量の血を流して倒れている女性の遺体を見つけた。遺体は死後数日以内とみられ、鼻の辺りが骨折し腫れ上がっていた。顔以外に目立った外傷はないという。