(21日、プロ野球 阪神7―5DeNA)
打撃不振に苦しんだ阪神のロサリオが、来日初の2打席連続アーチを放った。まず二回、高めに抜けた変化球を豪快に強振。5月22日以来の一発を左翼席上段に突き刺した。三回には直球を再び左翼席上段へ。大リーグで3年連続2ケタ本塁打の実績がある大砲も、約1カ月の2軍落ちを経験した。「状態はいい。(後半戦は)やるしかない」
右足の腓骨(ひこつ)骨折で離脱していた糸井は、三回に3ラン。1軍復帰していきなりの4番起用に応えた。「2軍で新井良太(コーチ)が何百球も投げてくれた。打たな怒られる」
心配された2人のバットで、阪神が後半戦初勝利となる17日ぶりの白星をもぎ取った。